生では見なかったけど、やっぱり、Perfumeこそ本当のアイドルかもしれない。

今年発売されたPerfumeのライヴDVDを見たときも感動しましたが、今回も感動でした。もう、私はおじさんで、涙腺が弛緩しっぱなしで…

Perfumeがアイドルだと思ったのは、普通武道館だと、ワンマンライヴと言っても、バックダンサーとかいろいろとチームを舞台に出したりするけど、純粋に彼女たち三人だけで、これまでのコンサートのようにやったのである。舞台に出そうになったのは、オープニングのダミー役くらいじゃないかな。あの広い舞台を、純粋に、三人だけで演じてみせたのだ。

また、いつもの決まった挨拶もちゃんとして、曲によっては、三人は皆よく走って、歩き回った。三人が交代して、舞台の端や中央のせり出しの端まで言って、広い武道館のお客さん達に満遍なく、出来る限り近づいて、接していた。そして、度々、三人揃って、深々と、長くお辞儀をしていた。こんなに、ファンに対して、真摯に感謝を表現するアイドルって、いるのだろうか?私はライヴに殆ど行かないのでわからないが…。

Perfume自身は、アイドルを追求しているわけではないと思う。ただPerfumeを追求しているだけだと思う。これまでPerfumeが築いてきたことを守り、また少しずつ変化も取り入れている。そして、ライヴの核となる部分での、この今のPerfumeとしての選択を、恐らく、先ずPerfume自身が、しっかりと考えていて、チームも凡そそれに賛同し、協力していって、できあがっているような気がする。其の辺りは、アーティスチックな要素もPerfumeは持っている。

現在、余りよくは知らないが、周りを見ても、Perfumeは本当に特異なアイドルだと思うし、独自性を持っている。Perfumeのようなアイドルはいままでいなかったし、少なくとも有名にはなっていない。今後こんなファン層の広い、人気あるアイドルは、出ないんじゃないかな。これだけ、同一メンバーで粘って続けるアイドルチームは、数少ないと思う。だから、入れ替えはして欲しくない。それは、きっとPerfume自身が一番したくないだろうし、三人で出来なくなったときは、休止とか、解散するしかないだろう。


私は、Perfumeの曲だけを聴くわけではなくなったが、今回のライヴを見て、Perfumeの独自性を検めて認識したし、今年、Perfumeを知ることで、私が再び、音楽を自分で求めて聴くようになれたことを感謝している。

「Dream Fighter」は、発売前から聞いていたけど、

 「願い」は、CDを買ってから聴きました。いきなり歌が入ってきて、おっとっと。
でも、perfumeらしさはあるが、今までには無いスローなテンポ。なんか、今までは、画像を求めていたけど、これはなんか、曲だけ聴いていても満足してしまうと言うのか。

 そして、最後が、ピアノソロで、スローにして聴かせて終わるという。今までの、Perfumeからは、予想できない終わり方だよな。兎に角、聴かせてくれる曲だ。平凡な曲のようだけど、いい。今週は、略毎朝、音楽はこの曲から始まっていました。