Perfume「GAME」聴いたよ。

GAME

GAME


 やっぱり、新曲から一通り、聴きました。ちょっと、何となく違和感あり。でもまぁ、セカンドアルバムにして、初のオリジナルアルバム作品っていうことですよね。今回のアルバムは、きっと、その点を非常に重視され作られています。

 でも、まだ完全な、通常の正統的なアルバムとは、おじさんは思っていません。シングル曲が五曲と言う時点で、まだ、正統的アルバムには到達していない。この中途半端さを、きちんと認識しておかないと、賛否両論に誤解が生まれます。


 とにかく、前作ファーストアルバムが、時間幅のあるシングル曲集に過ぎなかった。そうです。シングル曲が、盛りだくさんだったのです。そして、加えて、各アルバムの収録作品間におけるの製作時期の差が、全く違うのです。で、今回は、前作ではできなかったこと、前作とは違ってきたこと、変化があることなどをいろいろと表現したかったのです。屹度。


 アルバム作品ですから、全部が、シングル曲である必要はないのです。挑戦的、実験的なことをやってもいいわけですよ。最早、ブレイクが始まったわけですからね。余裕を持っていいのです。でも、実験的と言っても、Capsuleほどではなくて、大失敗がないように、Capusuleの実験で見いだしたようなことを、よりよくやっているのです。だから、ちょっと、Capsuleっぽいところもあるかもしれないのです。


 ただ、私は、最先端のものとか、流行とかには、それほど興味はない。やっぱり地道な経過という伝統なのです。どんな分野・種類の音楽においても、各種類の中において、成熟した音楽、よりよい、いい音楽を欲しています。楽曲の基本のところが、重要なのです。それには、今は、実験も必要。

 
 そう言ったことを総括して、今回のアルバムも無駄な曲は、一つもない。アルバム全体を、曲順通り聴いていっても、違和感はないし、各曲の質は、どれも、外れはなく、素晴らしい仕上がりだと思います。