Perfumeの魅力は特徴あるダンスもあるが、検めて楽曲の良さだと再確認した。

 よく、楽曲のクオリティが高いとか、言われています。私は、音楽の素人なので、どう高いのか上手く分析できません。が、クオリティが高いと言われているその一番の特徴は、Perfumeの歌なんだと検めて思うのです。それは、単に歌が上手ということではなくて、結局は、中田氏が参人の各各の声を、テクノ音楽として、それぞれの歌音を編曲というか編声しているところに因るのだと思います。

 Perfumeの歌は、歌っていると言うよりも、淡々と話している、囁いている感じです。心の思いや感情を歌や声に大袈裟に込めないのです。そうゆうのは、ちょっと恥ずかしくて、ウザくて普通に、自然に、あなたの近くで話したり、あなたの横で呟いたりしている。そんな表現が、Perfumeです。


 J-POPの女子グループで、このような試みをして成功した例を、あまり知りません(卓球は、女子グループをやったのでしょうか?よく知りません)。最近では、女子アイドルや若い女子アーティストも元気だったり、はしゃいだり、いかしてたり、かっこよかったり、悲しかったり、そうやって声を張ったりしているのが、多かったのかもしれません。


 ただ、このような、淡泊な歌い方で思いだされる女子は、私の偏った音楽視聴歴では山口美央子とか小林麻美くらいでしょうか。


 中田氏が、Perfumeをこのように、時間をかけ育ててきたプロデュース力は、尋常ではなかったと思います。そしてまた、Perfume本人達も、自分たちでよく言っているように、はじめはそうした発声とか歌い方に抵抗や戸惑いが、有ったようですが、それを納得し承知して、体現してやってきたことが、成功したアイドルの証なんだと私は思っています。

そして、そうした歌い方が、本人達も納得して、上手くいくようになったのが、コンピュータドライビングやビタミンドロップの頃だと思われます。


画像は、2006/10/14