Perfumeがアニメソングとタイアップをしなかったからだ!

 まぁ、Perfumeの曲では、タイアップしにくいとは思いますが、実際、タイアップした同じ事務所内の姉さん方が、大ヒットには至らなかったですから。

 で、今回私が一番に言いたいことは、敢えて、タイアップをしないぞという反骨精神こそが、Perfumeの成功した確たる要因だと思うのです。実際のところは、わかりません。事務所として、三番手のPerfumeまでには、タイアップの尽力が至らなかったのかもしれません。あるいは、歴代の個々のロックなマネージャーが、ロッカーみたくテレビよりは、ライブでいこうぜ!という戦略があったのかもしれません。

 そりゃぁ、Perfumeの成功は、直接要因、社会的な外的要因が様々あって成就したのですが、成功の内的な重要な要因としては、メンバー達の精神的な成長だと思うのです。

 元々、Perfumeは、上京してから、ぱふゅ〜むとの間に様々な葛藤があったと思われます。単に苦節8年というのではなく、はじめのぱふゅ〜むの四年間が、その後のPerfumeと精神的にも折り合いを付けていくのに、長い時間を必要としたのだと思うのです。それに、三、四年はかかったと。Perfumeが、そうした葛藤を次第に克服していって、崖っぷちに対するPerfumeの精神的な支持安定、自分らに対する自信がついたという精神的要因こそが成功への重要な要因だと思うのです。

 彼女たちは、自身の居場所はライブだと繰り返し言ってっています。今年は、ヒットしたので、ここぞとばかりに、テレビをはじめ、様々なメディアに登場しましたが、彼女たちは、テレビではなくって、ライブで遣っていこうという確固たる方針を定めてやってこれたということが、その彼女たちの精神的な成長と強度を示していると思われます。